レンタルページ|レンタルホームページサービス

コラム2007年10月-1

『今』

平成19年10月1日

博愛病院 院長   山崎 剛

生時には立ち止まって、周囲を見渡す事も必要だと思う。立ち止まったのは偶然。ドクターストップがかかったからです。突然、入院が決まったものだから、それは大変なご迷惑を周囲にかけてしまいました。“申し訳ありませんでした”

分をないがしろにしてたバツよ!と後ろの方で聞こえてきそうだ。まして、他の人の事など語るべき人間ではないし、子供達に“自分が責任を持って楽しく仕事している。又、この仕事に生き甲斐を持って生き生きしている。”そんな後ろ姿に写っていなかったのではないかと不安です。

成12年介護保険がスタートしたが、残念ながら単なる保険であり、今“福祉”を語るにはおこがましい。自律支援法しかり、75歳以上一本化させる新たな保険したって同じこと。明治、大正、昭和、平成とその間、戦前、戦中、戦後を生き抜いて一生懸命働き、結果がこれでは“どこか人生おかしいよ。“政治家の皆さんに“国民の生活は破壊されていくよね”とそんな気持ち。

1990年バブル崩壊当時金融機関や企業を救うため、莫大な税金を投入しました。金融機関は立ち直った、企業は立ち直った、しかし国民は、国民生活は豊かになったか?福祉社会は築けたか?

はデフレ時代に、特定許可外病院を介護療養病床にし、新しく建てました。又、国の誘導もあり12万床が介護療養病床に移動した。介護保険が2000年(平成12年)スタートし、2005年(平成17年)突然小泉内閣府内で介護療養病床の廃止が決定した。民主主義もおこがましいと思う。今後、療養病床廃止や、介護保険料の減額決定で、介護保険施設の混乱が続いていくだろう。我々の介護療養型施設はどこもが今後ローン破産状態に追い込まれていくだろう。

々が新たな体制に行くには、さらなる借金を重ね、なるべく国の政策誘導に乗って、少しでも高い収入を得ながら変化していくしか仕方がないという考え方が一般的だが、国の誘導政策でよかった事など一度もない。私は時代の読みを誤ってしまった錯覚におちいる。確かにあらゆる事で苦しく、最悪な時代だが、そこには大きなチャンスが転がっている。人間としての幸福を求めるとしたら、発想を逆転し、私の求める医療、福祉をビジネスから切り離し、今後の計画を練り直す必要があると考える。ビジネスライフに乗せようとした社会福祉法人特別養護老人ホーム唐孔雀園(注:博愛病院関連施設)も同じである。介護に参入する企業は企業、我々は我々。又、小規模多機能施設桜花台園(注:博愛病院関連施設)は、今瀬戸際に立たされている。しかし、地域の中で地域の皆さんと地域福祉を育てていける、唯一のものである。社会福祉法人の地域化を具体化してれば良いと考えている。

ムスン問題は氷山の一角と思っている。この問題は“事態”に対する警告と対処法を含み示していると考えている。ただ恐ろしいのは、国の財政波錠(財政赤字の拡大)に国民を代表する議員の皆さんや官僚の皆さんが国民への苦労の方向ばかりを強いておられる所が問題です。私は国が国民を幸福にしないなら、自分達が幸福になる方法を「自分達の手で、生き甲斐を生み、幸福なるため生き残るしかない」と考えています。こんな事を考えながら、自分の事、家族の事、病院の皆さんの事、両園の事、今回助けて頂いた多くの人たちの事を考えていました。人生で一番大切な事は、今です。問題は山積みしているが、大丈夫、切り抜けられる。弱い立場の人達を“何とかしたい”と歩いている皆さんと協力し、一緒に歩いていこう。あせらず一つ一つずつ、一歩ずつ歩いていけば問題解決になり、世の中も変わっていく。

博愛病院TOPへ ページTOPへ

戻る

博愛病院詳細

病院情報

アクセス