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コラム2009年2月-1

2009年に向けて

平成21年2月1日

博愛病院 院長   山崎 剛

2009年、平成21年は、昨年のリーマンブラザーズの破綻により、日本経済の溺弱性、政治や行政の混乱の中で、新年を迎えました。

小泉内閣が“人を大切にしない政治”をやったおかげで、国民は“不信感”の中にあり、そこから抜けきれないでいると私は考えています。骨太方針は年間2千2百億円の削減、5年間で1兆1千億円の削減計画が法律で決定します。

平成21年度、介護報酬が「プラス3%」とする事が決定しました。

理由の一つに「介護従事者の処遇改善」が挙げられていますが、もともと介護職場は低賃金、過密労働などの中にあり職員不足、人材不足でした。筑後地区近辺でも聖マリア福祉専門学校をはじめ6校が閉鎖を決定しています。存続する学校も今後定員を確保するのに必死の努力をしています。“人のために頑張りたい”とやさしい心を持った子供達を育てる学校を支えきれなく、又、その介護職場も支えられない政治があります。政治家を選ぶ責任が国民にあるとすれば国民自身が問題です。働く者の夢を育てきれなかった介護現場を作りだした管理者、経営者にも責任があります。そんな状況の介護現場に舛添厚生労働大臣が企業解雇者を介護現場(人相手で低賃金、過密労働)にと介護現場を全く知らない「トンチンカン」な発言をしています。「プラス3%」は一律に介護に携わる人の給与を上げる仕組みになっていませんし、又経営者が「まるもうけ」の状況でもありません。プラス3%は年間2千2百億円の削減を埋め合わせた程度です。それは、もともと、骨太方針は人の心を無視した、「少子高齢化机上論」だけで出来た法律で、人の心を考えないで福祉を現状や「福祉産業」として、国が立法化したものだからです。

愛病院は介護療養病床で転換を控えている状況の所でしかたがないのですが、プラス加算よりマイナス減算が大きく、総合計が2、7%と減算になっているのが現状です。それがそのまま、老人ホーム、デイサービスetcの介護施設に回るのが今までの手法ですので、おそらく我々の減算になったお金が他の介護現場にまわっているでしょう。

幸福な社会は「いのち」を大切にする社会を築く事と私は考えています。国は、介護職員の職場を正しく見て、評価し、手厚く報いなければならないのに、「少子高齢化」を理由に、福祉の予算を切り詰め、賃金を安く抑え、介護の仕事に夢を持って働く子供達から夢を奪い、離職を放置しているばかりでなく、子供達を育てる場所をも崩壊させているのです。

日本の子供達がだめだから、外国介護者の養成に目を向けたり、企業解雇者に目を向けて問題解決をはかろうとしたり、“介護現場が困っている”という問題を小手先だけで根本問題を解決せず、問題を直読出来ないでいるこのことは全体的に介護保険の崩壊が見えているといっても言い過ぎではないと考えています。

んな中にあって介護職の現場で働く人達の「たとえようのない優しさ」に触れる事があります。

現場の多くの責任ある人達と“いのち”を大切にする職場を作っていける事に、今私自身誇りを持って頑張っている所です。

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