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コラム2008年11月-2

気心の“気”と医療について- 気とは何だろう?
気はあると思いますか,無いと思いますか - ②

平成20年11月1日

福岡大学名誉教授 前医学部歯科口腔外科教授
博愛病院 非常勤勤務   都 温彦

                        

教における神や仏の霊的気配を知る・知らないに近い、似たような、共通した認知性があるような気がします。そして宇宙の気はどこからきているのでしょうか?この宇宙の気が聖書や仏典やコーランなどに言葉によって語られるとキリスト教・仏教・イスラム教との出合いになるのではないかと思います。しかし、この問題はここでは論じないことにします。宗教は信じるか信じないかのことであり、気は感じるか、感じないかの問題だと思っているからです。 

の定義(広辞苑)には天地間を満たし、宇宙を構成する基本と考えられるもの、また、その動き。すなわち全宇宙に存在する要素である自然現象・万物が生じる根元として記載されています。そして、生命の原動力となる勢い・活力の源。すなわち生気や元気。 

の動き・状態・働きを包括的に表す語、すなわち気は心。 

っきりとは見えなくても、その場を包み、その場に漂うと感ぜられるもの。すなわち気配・雰囲気・空気・大気。 

のもの本来の性質を形作るような要素。すなわち特有な香や味など、色々な意味があります。これらをまとめて考えてみると“気”の共通点としては宇宙万物の根元にある生気・元気・心・気配そして“本来の性質・本性”などを意味しているようです。 

して“気”には明るい陽気、暗い陰気、活動的な活気、男性的・女性的な男気(おとこぎ)女気(おんなぎ)、物に動じない・落ち着いて穏やかな平気、諸種の苦痛を訴える病気、神秘的な霊気、など色々な気の状態や性質を例えて表す言葉がみられます。 

た、気はスポーツ、武道の世界では気合・気力・気迫などよく使われる言葉だと思います。気は勝負、生死に係わる状況を乗り切る場合、特に関係してくるのではないかと思います。そして気には気高い、気品などの品格もあります。 

自体は眼に見えない生気・元気のようないきいきとした気力の意味が含まれていると思います。もし宇宙や地球に気が無ければ、それは無気力の世界であり、真っ暗闇で、止まって動かない、淀んだ生物のいない世界になるのではないでしょうか。 

国には気功という保健養生法があるようですが、これは気を養い体内に巡らせて、心身の健康を得るための鍛練法と記載(広辞苑)されています。従って病気を科学的、医学的に治す治療法としての効果とは異なるものだと思っています。 

近は宇宙や世界、そして日本においても、正しい気すなわち本来の正気が人間の心から見失われている場合がみられます。戦争のない平和な日本の国内で他人や家族を無差別に殺したりすることが頻発しています。それこそ社会や人間の正気(しょうき)(精神が正常であること。気が確かなこと)が狂ったか、気が違ってしまったかと思われます。物質的に豊かになっても、文明が発達しても、余裕の無い厳しい社会状況が人々の気を荒ませているのではないかと思います。

宙や自然を満たしている本来の気を体や心の中にとりいれて正気(せいき)(天地にみなぎっていると考えられている。至公・至大・至正な大地の気)を養いたいと思います。

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